日帰り手術SURGERY

野口 康久

当院では、常に万全の状態で手術を行えるよう
専用のオペ室を完備しております。

 当院では下肢静脈瘤に対してカテーテルを用いた血管内治療を行います。非常に低侵襲で局所麻酔による手術となります(従来までの手術に比べメスを用いず、針を刺すのみで手術可能。術後の痛みもほとんどありません)。そのため入院は必要なく日帰り手術が可能となっています。当院ではレーザーもしくは高周波による血管内治療を採用しています(患者様の状況により最善の治療法を選択します)。どちらも保険診療が可能となっています(当院も「下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術実施施設」に認定されています)。
 その他に小切開による静脈抜去術(従来から行われている方法)、高位結紮術、硬化療法等も状況により行っていきます。

治療の種類

レーザー治療石川県のクリニックでレーザー治療ができるのは当院だけ

レーザー治療とは、正式には血管内レーザー治療(Endovenous laser treatment: EVLA)と言い、静脈の中に細いレーザーファイバーを挿入してレーザーの熱によって静脈を内側から閉塞してしまう方法です。

高周波治療日本初の最新機器を導入!その他にも安心して治療を受けて頂けるよう様々な最新治療設備をご用意しております

高周波治療は、レーザー治療と同様に血管に細い管(カテーテル)を入れて、内側から血管を焼く治療法(カテーテルに高周波電流を流して120℃に熱して血管を焼きます)です。高周波治療では光ファイバーの代わりに専用のカテーテル(ClosureFASTカテーテル)を使います。一度に7cmずつ焼けるので治療時間が短いこと、温度を自動制御するので常に一定の条件で治療することができます。

硬化療法

硬化療法とは、硬化剤(泡状にした薬剤)を直接細い針で静脈瘤内に注入する方法です。10分程度で行うことができます。一般的に数回に分けて行います。

手術の流れ

STEP.1初診・診察

保険証を受付にお出しください。(お薬手帳や紹介状などをご持参の際はご提示ください。)
初診時には診察前に問診票へのご記入をお願いしますので、予約時間の10~15分前にはご来院ください。

STEP.2検査

エコー(超音波)検査を行います。痛みやお身体への負担は一切ありませんので安心してお受けいただけます。この検査で、血管や弁の状態、逆流の有無、血液の流れを確認します。

STEP.3ご説明

検査結果や治療方針を詳しくご説明します。
検査結果をもとに下肢静脈の状態をご説明し、それを踏まえて患者様のお考えもうかがいながら治療方針を決めていきます。
手術が決まった場合には、手術内容を分かりやすくご説明し、日時の調整を行います。
なお、手術には事前に血液検査、胸部レントゲン検査、心電図も必要になります。

STEP.4手術

ご予約の日時にご来院していただき、手術の前に検査(超音波検査)と足にマーキング(足に印を書きます)したあとに手術となります。
当クリニックでは局所麻酔で手術を行います(状況により静脈麻酔を併用することがあります)。手術は片足約30~60分程度で行います。

STEP.5手術後

手術後はすぐに歩行可能です。創部の確認・術後説明を行った後にご帰宅となります。

STEP.6ご帰宅

会計をすませたら、ご帰宅です。徒歩でご帰宅いただけます。ただし、手術当日はご自身でのお車やバイク、自転車の運転は極力避けてください。ご来院の際には公共交通機関をお使いいただくか、ご家族などの運転でいらしていただけるようお願いいたします。
なお、翌日には運転は可能になります。

STEP.7術後の外来通院

経過観察のため、手術翌日と1週間目、1ヶ月目にご来院いただき、診察と超音波検査を行います。
その後は、患者様の病状に合わせて3ヶ月目、6ヶ月目にご来院いただくなど、経過観察をしっかりと行っていきます。